SSブログ

フロンティアモデルのトリガープル [APS]

久しぶりにAPS-3の話。

APS-3の今年の?Limited Edition としてLE2020が発売されたが、ぼやぼやしているうちに、入手困難になってしまった。目玉商品としては、マルゼン純正リアサイトと、新設計ステンレスシアが搭載され、さらrに、調整済みで出荷されている。APS-3はかなり高精度に組み上げられているが、それでも個体差はある。それをある程度の範囲になるまで、マルゼン社が調整してくれていたわけだ。

このステンレスシア、すこぶる調子がいいらしい。確かに、打たせてもらった感じは、やっぱりいい。これがどんな感じなのかをやはり確認してみたくなった。そこで、おいらが作ったこの装置の登場である。
この界隈でこれ(トリガーの引き位置での荷重の計測)ができるのはこの製品だけだと思っている(当社比)。


IMG_2301.jpg


で、比較のために、LE2017 のトリガープルはいかのようになっていた。
2017.jpg

この装置は、トリガーの位置をずらしていきその時の荷重を計測した、少しでも荷重を感知したら0.5㎜分巻き戻し、550gを目指してとリーガーを少しずつ引いていき、その位置での荷重をグラフ化している。
0.5mmから3.2mmぐらいまでの140gグラムまでの直線は、いわゆる前引きで、3.2㎜以降の急峻にたちがあるところが本引きとなる。この急峻な立ち上がりが急に解放される多ところでトリガーが落ちる。2017では、495gぐらいで切れている。2017は、APの練習用を目指して作っていたので、500gが一つの目安となったと思われる。
2017は、本引きが始まってから、ストライカーが落ちる直前までほぼ一直線となっているところである。トリガーコントロールを荷重ではなくストロークで正確に制御できる車種ではあれば、500gという重いトリガーでもちゃんと制御できる。
しかし、急にトリガーが軽くなるところを探しながら打っていく射手では、この制御は少し難しいだろう。

500g付近から一旦下がった後、急激に荷重が上昇している部分は、バックストップに当たったことを示している(いわゆる後引き)。2017は、落ちた後、バックストップまでの距離が短い。

2021Frontier.png

続いて、2020フロンティアモデルだ。本来はLE2020のトリガーカーブを表示するべきだろうが、持っていないので、ご勘弁を。
で、この銃の特徴は、やはり本引きが始まってから落ちるまでのストロークの距離の少なさと、頂上付近のほぼ平らな部分があることの2つだと思う。さらにいうと後引きがちゃんとある。

あ、因みに、前引きの距離は、APS-3 ではコントロールできるので、この距離はあまり気にしなくていい。
因みに私は、前引きは長めにして、あと引きも長いほうがいいと思う。APS-3では前引きは調整できるけど、あと引きの調整はちょっと難しい。

本引きの距離が短いから、ボン引きを登りきるはるか前で、サイティイグをしても距離が短いので、(トリガーに対して引火する荷重を少なくできるので(ほんとは荷重ではないけどここではわかりやすく))ストライカーが移動するために銃を揺らす部分は、難しいが、トリガーを指で制御するために引火する荷重によるブレを軽減できる。

真ん中を狙っていても、指にかける重さのために銃が動いたり、結果として指の部分の重さの移動によるブレとかを限りなく0にしたい射撃のなかで、機構的にそのあたりに貢献してくれるのはありがたい。

この二つ目の山を、縦にも横にも小さくすることで真ん中に当てやすい銃ができる。縦方向を小さくする(荷重を小さくする)と、なんかの刺激をピクンと受けてしまうと、暴発気味に売ってしまったりするのである程度の重さが必要で、専門家が使うというように割り切れば、軽くすることも可能。
(ちなみに私は方法論を、知りません)

どっちにしてもこの銃はいいと思う。まだちょっと残ってるみたいだから、気になる人は、フロンティアモデルの在庫を確認してみるといいんじゃないかと思う。

タグ:APS-3
コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。